中尊寺
陰暦  5月13日
(6月29日)
 かねて耳驚したる二堂開帳す。経堂は三将の像をのこし、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。七宝散りうせて、珠の扉風にやぶれ、金の柱霜雪に朽ちて、既に頽廃空虚の叢となるべきを、四面新たに囲みて、甍を覆ひて風雨を凌ぐ。暫時千歳の記念とはなれり。
      五月雨の降りのこしてや光堂

 朗 読


止
五月雨の 降りのこしてや 光堂
さみだれの ふりのこしてや ひかりどう
 以前から噂に聞いて興味を持っていた二堂が開帳された。経堂は藤原三代将軍の像を残していて、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置している。七宝は今では散り失せてしまって、珠玉に彩られた扉は風によっていたみ、金箔に彩られた柱は霜や雪で腐って、もはやだめになり、何もない草むらとなるはずのところが、堂の四面を新しく囲んで、屋根を甍でふいて風雨をしのいでいる。こうしてしばらくは千年ほども遠い昔の記念とはなっているのだ。
      五月雨の降りのこしてや光堂
   
<長い間、さすがの五月雨も降りのこしたのであろうか。この光堂はその名のとおり、燦然と輝いているよ。>

 
 ※ 現代語訳 土屋博映中継出版「『奥の細道が面白いほどわかる本 」中経出版の超訳より
◆ 中尊寺から帰った芭蕉は旅館の風呂に入った。風呂に入った気分になって、タオル(ハンカチ)を頭にのせて鼻歌を歌う。     
 
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