汐越の松
陰暦  8月11日頃
(9月24日頃)
 越前の境、吉崎の入江を舟に棹して、汐越の松を尋ぬ 。
    終宵嵐に波をはこばせて
       月をたれたる汐越の松   西行

 この一首にて数景尽たり。もし一弁を加ふるものは、無用の指を立つるがごとし。
 朗 読


止
 加賀と越前の国境にある吉崎の入江を、舟で棹を差して渡って、汐越の松を訪ねた。
    終宵嵐に波をはこばせて
        月をたれたる汐越の松  西行

   
<ひと晩中嵐に波を打ち寄せさせて、枝からしたたり落ちる水に月の光を美しく輝かせている汐越の松よ 西行 >
 この一首で、数々の情景は言い尽くされている。もし、この歌にひと言でも加える者がいたら、それはすでに指があるのにさらによぶんな指を立てるようなものである。

 
 ※ 現代語訳 土屋博映中継出版「『奥の細道が面白いほどわかる本 」中経出版の超訳より
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