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天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも |
安倍仲麿(あべのなかまろ)
698年~770年 |
「古今集」羇旅・406 |
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わたの原 八十島かけて 漕ぎいでぬと 人には告げよ あまのつり舟 |
参議篁(さんぎたかむら)
802年~852年 |
「古今集」羈旅・407 |
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このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに |
菅 家(かんけ)
845年~903年 |
「古今集」羈旅・420 |
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世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも |
鎌倉右大臣(かまくらのうだいじん)
1192年~1219年 |
「新勅撰集」羈旅・525 |