壇ノ浦(山口)

  平時子(二位の尼)  平家物語第11巻「鶏合壇浦合戦」「遠矢」「先帝身投」「能登殿最期」「内侍所都入」では、源平合戦最後の戦い「壇ノ浦合戦」の様子がえがかれています。瀬戸内の北西端にあたるこの海峡の場所で壮絶な戦いが行われ、遂に平家の滅亡が決定的となりました。このとき、二位の尼(平時子)は幼い安徳天皇を抱きかかえて、入水したといわれています。


知盛と義経 関門橋


壇ノ浦


二位の尼と安徳帝の像
壇ノ浦(現在の下関)にある平知盛と、八艘とびで知られる義経の像。奥に見えるのは本州の下関と九州の門司を結ぶ関門橋。 この辺りで源平最後の戦いが繰り広げられ、平家の多くの人が命を落とした。 壇ノ浦の合戦では、二位の尼と安徳帝が入水した。


平家の一杯水
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戦いに敗れた平家の武将の一人が命がけでたどり着いた岸で、乾ききった喉をうるおそうと近くの水たまりの水を手ですくって口に入れたところ、とてもおいしかったのですが、二度目にはそれが塩水に代わっていたという言い伝えがあるそうです。