宮島・厳島神社(広島)

  平 清盛  宮島にある厳島神社は、平家の人たちの信仰の対象でした。平家物語第3巻「大塔建立」の記述では、清盛が安芸守の時、高野山の根本大塔を修理した際に、弘法大師の幻から厳島神社を修理するよう告げられ、「修理後、天童が現れて小長刀を授かり、大明神から栄華を約束された」とあります。そしてその後、清盛がここに「平家納経」を行ったり、第5巻「厳島御幸」にあるように高倉上皇や後白河上皇もここを訪れています。


厳島神社から見た大鳥居


厳島神社にある松の古木


厳島神社と五重塔
音戸の瀬戸の開削の逸話通り、清盛はここで金の扇をかざして太陽を呼び戻したとか。・・。撮影した時は、像の修復が行われており、像に足場がかけられていました。 後白河法皇が境内にお手植えした松の古木が倒壊した後の幹の一部が残されています。 日本三景の1つ、宮島には厳島神社の五重塔がそびえています。


清盛像
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宮島歴史民俗資料館には法衣を身にまとって経巻を手にしている清盛像が展示されていました。