雪見の御所(兵庫)

  平 清盛  雪見の御所は、福原京にあった平清盛の邸宅跡です。現在は神戸市兵庫区雪御所町にある湊山小学校の北側にその跡であったことが記されている石碑があります。このほか、この辺りには福原遷都の跡をたどるいくつかの史跡もあります。


雪見御所石碑


荒田八幡神社


萱の御所跡碑
現在、湊山小学校の北側に建てられている雪見御所跡の碑です。福原にあった清盛の複数の邸宅の一つに雪見御所があり、現在の雪御所町がそのあたりと考えられており、明治末の発掘調査によって同校の校庭から疎石や土器が発掘されました。この石は、発掘で出てきた石の1つです。 この神社付近には、平清盛の弟・頼盛の山荘があったそうです福原遷都の時には、安徳天皇の行在所となりましたが、僅か1日程で天皇は清盛邸に移り、頼盛邸は高倉上皇の御所となりました。 平家物語の第5巻「都遷」で後白河上皇が幽閉された跡です。福原につれてこられた後白河法皇の「萱の御所跡」の碑が薬仙寺境内にあります。御所とは名ばかり、周囲には板塀をめぐらし、一つだけ入口を開けた小さな板屋に法皇を押し込めました。
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