須磨浦公園(兵庫)

  平 敦盛  須磨浦公園は、源平一ノ谷合戦の戦場として知られる須磨、一の谷から鉄拐山、鉢伏山周辺を公園として整備した公園です。この辺りが源平合戦の激戦地の跡で、平家物語第9巻「坂落とし」で義経が一気に山を駆け下りたという「鵯越(ひよどりごえ)」もあります。また、公園内には平敦盛の塚があります。


須磨浦公園 「戦いの濱」の碑


敦盛塚石像五輪塔


草野藤次 歌碑
一ノ谷から西一帯の海岸は、「戦の濱」といわれ、毎年2月7日の夜明けには松風と波音のなかに軍馬の嘶く声が聞こえたとも伝えられ、ここが源平の戦いのなかでも特筆される激戦の地であったことが偲ばれる。(碑文 説明文より) この塚は周辺整備のための発掘調査を行った際、下半分が埋没した地盤の下に四角に囲った板石とその中に2枚の石からなる基壇遺構があることが分かり、その上部を地表に現し、地輪部以上を完全に露出させて組み直したものだそうです。 「須磨のうら 波の音あはれ吹きたへし 青葉の笛の昔おもへば  藤次」
敦盛の「青葉の笛」になぞらえて、源平合戦を偲んだ歌碑があります。
夢跡全景へ

次の夢跡へ