源 義経 |
平家物語第9巻の「坂落(さかおとし)」では、源義経の鵯越(ひよどりごえ)の様子がえがかれています。現在、鉄拐山の上の立札には次のようなことがかかれています。
「源平の戦」
寿永3年(1184年)2月、源氏勢は搦手の総大将 源義経が、後陣である一の谷の平家本陣を奇襲した。義経は鹿も四つ足、馬も四つ足、鹿の行く道を馬に行けぬはずがないと士気を鼓舞し、進撃を指令した。まさかこんな絶壁の上から騎馬の鎧武者が攻めてこようとは予想だにしなかった平氏一門は、”逆落し”による奇襲で総崩れとなった。その明け方、十六歳の平敦盛が奏でる「青葉の笛」の音の中へ熊谷次郎直実が名乗りを名乗りをあげ、若武者の首を斬った。この一ノ谷の逆落としの場が鉄拐山(標高234m)旗振山(標高253m)であったといわれている。
|