京都御所(京都)

 
建春門院滋子
 明治の前までは天皇の居所であった京都御所には、平家物語にゆかりのある場所や建物があります。例えば、平清盛の祖父、父である正盛、忠盛は「北面の武士」でしたが、「北面の武士」はもともと御所内で宮中の警護を司る「滝口の武士」から派生したものですし、また、滝口の武士であった齊藤時頼は出家して「滝口入道」と呼ばれていますが、その「滝口」は御所内の清涼殿の北にあります。他にも、平家にゆかりのある女御たちの名前も垣間見ることができます。一般公開されている御所内を見ながら、平家物語の時代に生きた人の痕跡をたどりましょう。(平家物語の第1巻には、「祇園精舎」で平正盛、「殿上闇討」で平忠盛の逸話、「東宮立」で建春門院滋子が、第10巻の「横笛」では滝口入道が登場します。)


紫宸殿


滝口



建礼門
御所の中、儀式が行われていた建物です。 清涼殿の北川にあります。 平徳子(高倉天皇の中宮)の院号(建礼門院)の名のもととなった御所南側の門です。


建春門
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清盛の妻(時子)の妹「滋子」の院号の名の由来となった御所東側の門です。