旅の途中で見た句碑 【おくのほそ道編】
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立石寺 閑かさや岩にしみ入蝉の声
大石田 五月雨をあつめて早し最上川
月山 三山句碑
酒田 あつみ山や吹浦かけて夕すずみ
酒田 暑き日を海に入れたり最上川
酒田 湯殿山銭ふむ道の涙かな(曽良)
象潟 象潟や雨に西施がねぶの花
直江津 文月や六日も常の夜には似ず
市振 一つ家に遊女もねたり萩と月
那古の浦 わせの香や分入右は有磯海
金沢 あかあかと日は難面もあきの風
金沢 塚も動け我泣声は秋の風
小松 むざんやな甲の下のきりぎりす
山中温泉 山中や菊はたをらぬ湯の匂
全昌寺 終宵秋風聞やうらの山(曽良)
全昌寺 庭掃て出ばや寺に散柳
松岡 物書て扇引さく余波哉
敦賀 月清し遊行のもてる砂の上
大垣 蛤のふたみにわかれ行秋ぞ