百人一首検定

  百人の歌人に関わるクイズです。クイズの解説を読めば「百人一首」の歌の背景や歌人のエピソードもわかり、古典の知識が身につきます。興味をもった歌や歌人について、さらに理解を深めましょう。3つの中から正解を選んで○をクリックしてください。全問正解者には「百人一首検定一級」が認定されます。
  1級…100問  2級…99〜85問  3級…70〜84問  4級…69〜55問  再チャレンジ…54問以下
1.「忘れじの 行末までは 難ければ 今日をかぎりの 命ともがな」の歌の「忘れじ」は、恋の決まり文句です。どんな意味でしょう。

忘れよう 忘れたい 忘れない
2.「巡りあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」を詠んだ紫式部の長編小説は何でしょう。

源氏物語 竹取物語 大和物語
3.「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」の歌には、藤原俊成が弟のように思っていた人物の出家が影響していると言われています。誰でしょう。

道因法師 寂蓮法師 西行法師
4.「名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」のさねかずらは、昔は何に使ったでしょう。

馬の手綱(たづな) 香料  整髪料 
5.カルタ取りをする時、最初の一文字で下の句が分かる「一枚札」が百人一首には7枚あり、「む・す・め・ふ・さ・ほ・〇」と覚えます。最後にあてはまる一文字は何でしょう。

6.「山里は 冬さびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば 」の上の句の―線「ぞ〜ける」は何でしょう。

係り結び 序詞 倒置法
7.「村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 〇立ちのぼる 秋の夕暮 」は、刻々と変化する自然の様子を詠んでいます。〇に入る言葉は何でしょう。

霞(かすみ)  雲(くも)  霧(きり) 
8.「忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな」の歌の「人の命」とは誰の命のことでしょう。

愛を誓った私の命 心変わりした男の命 昔の恋人の命
9.太政大臣として繁栄を極めた西園寺公経ですが、「花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり」の歌に、どうすることもできない何を詠んでいますか。

自らの失恋  自らの老い  自らの失敗
10.相模の歌「恨(うら)みわび ほさぬ袖(そで)だに あるものを  恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ」の「ほさぬ袖」とはどういう意味でしょう。

破れた袖  濡れた袖  汚れた袖 
11.「あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな」の和泉式部の歌は、どういう時に詠まれたのでしょう。

恋人と別れた時  初恋をした時  病気が重くなって、死を覚悟した時 
12.「逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり」の歌の「逢ふ」はどういう意味でしょう。

知らない人と初めて出会う  異性と話をする  男女が契りを結ぶ 
13.「難波江の 芦のかりねの 一夜ゆゑ 身をつくしてや 恋ひわたるべき 」は技巧的な歌で掛詞が三組もあります。「刈り根(刈り取った芦の根)」と「仮寝(旅先の仮の宿)」、「〇〇(ひとよ)」と「一夜(ひとよ)」、「澪標(みおつくし)」と「身を尽くし」です。

一世  一節  一代 
14.「君がため 惜しからざりし 命さへ ながくもがなと 思ひけるかな」 と詠った藤原義孝は何歳で亡くなったでしょう。

21歳 41歳 81歳
15.「逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし」を詠んだ中納言朝忠は、逸話によるとどんな男性だったでしょう。

大男で太っていた  とてもおしゃべりだった  声が美しかった 
16.西行法師は花や月の歌が多いので、「花と月の歌人」と呼ばれています。月には恋の象徴の歌が多いようです。さて、彼が愛した花は何でしょう。


17.「やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月を見しかな」の赤染衛門の歌は、誰に代わって詠んだ歌でしょう。

姉妹 女友だち
18.行尊の歌「もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし」は、大峰山で修行中に詠んだ歌です。行尊が呼びかけた相手は誰でしょう。

知人 山伏(やまぶし) 山桜
19.「あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな」の下の句はどういう意味でしょう。

むなしく死んでしまいそうです  ひっそり生きてゆきます  いたずらに時が流れます 
20.「わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし」 の歌が評判になり、二条院讃岐は人から何とよばれるようになったでしょう。

潮干の二条  沖の二条院  沖の石の讃岐 
21.「〇の緒よ 絶なば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする」の「〇の緒」とは魂を身体につないでおく紐のことで、ここでは命そのものをさします。〇に入る漢字は何でしょう。

髪(かみ) 臍(へそ)  玉(たま) 
22.「月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 〇にはあらねど」の歌で〇に入る季節は何でしょう。


23.「秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影の〇〇〇〇」の歌の最後の4文字には澄みわたってくっきりしているという意味の言葉が入ります。何でしょう。

さやけさ うつくし やさしさ
24.「人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は」を詠んだ後鳥羽院は、この9年後、何という乱を起こしたでしょう。

承久の乱 保元の乱 平治の乱
25.「見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変らず 」の歌で、「袖の色が変わる」とは、泣きすぎて涙が枯れてどうなることを表しているでしょう。

青い涙に変わる  血の涙が出る  黄色の涙になる 
26.昔は干潟が広がり、芦がたくさん生えていて、歌枕になっていた難波潟とはどこのことでしょう。

東京湾 大阪湾 伊勢湾
27.「誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに」の歌は、老いの孤独を詠んでいます。 「知る人」とはどんな人のことでしょう。

自分をよく分かってくれる人  世間のことをよく知っている人  名の知られた人(有名人) 
28.「由良のとを わたる舟人 かぢをたえ 行く方も知らぬ 恋の道かな 」の歌は、先の分からない恋の不安を何にたとえていますか。

櫂(かい)をなくした舟 船頭のいない舟  帆(ほ)のない舟 
29.「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木(あじろぎ) 」の歌に詠まれた「網代」とは何という魚を取るためのしかけでしょう。

鮭(さけ)  鮒(ふな)  氷魚(ひお)
30.「高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山の霞たたずもあらなむ 」の歌は、どこに咲いている桜を詠ったものでしょう。

近くの山  高い山の峰  宮中の庭園 
31.道因法師は歌作りにとても熱心な人で多くの逸話が残っています。歌が上手くなるように毎月何をしたでしょう。
住吉神社に徒歩で参拝した  山にこもって歌の修行をした  願いがかなうように禁酒した 
32.「風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける 」の歌を詠んだ藤原家隆は生涯にどれくらいの数の和歌を詠んだでしょう。

6万首  1万首  6千首 
33.河原左大臣は、京都の東六条、鴨川(かもがわ)のほとりに河原院という豪華な別荘を造り、その庭園が評判になりました。どこの地方に似せたのでしょう。

隠岐(おき)  陸奥(みちのく)  吉野山(よしのやま)
34.「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ」の歌で、乱れているのは黒髪と何でしょう。


35.慈円の歌「おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖」 の結句「墨染」は真っ黒に染めた僧侶の着物のことですが、もう一つの意味はどれでしょう。

隅染め  住み初め  酢味噌め
36.素性法師の歌「今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 」の長月とは何月のことでしょう。

9月  10月  6月 
37.持統天皇の歌「〇過ぎて 〇来にけらし 白妙(しろたへ)の 衣ほすてふ 天(あま)の香具山 」の〇に入る季節の組み合わせはどれでしょう。

春・夏  夏・秋  冬・春 
38.藤原実方(さねかた)は和歌がうまく、花形の貴公子でしたが、藤原行成に乱暴を働き、左遷された東北地方で亡くなりました。死後、何に生まれ変わったという伝説があるでしょう。

雀(すずめ)  烏(からす)  鶯(うぐいす)
39.「世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも」と詠んだように、世の中が変わらずにあってほしいと願った源実朝ですが、28歳の時に何があったでしょう。

鎌倉幕府の三代将軍になった  両親を病で亡くした  甥に暗殺された 
40.「八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋はきにけり」という歌の、つる草がはびこっている荒れた家は、百年ほど前、誰の、どんな家だったでしょう。

恵慶法師が建てた大寺院  平清盛が住んでいた屋敷  河原左大臣の豪華な別荘 
41.恋をテーマとして優劣を競う歌合で、27歳の藤原俊忠(としただ:定家の祖父)と対戦した時、祐子内親王家紀伊は何歳だったでしょう。

27歳 17歳 70歳
42.「きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む」のきりぎりすとは現在の何という虫のことでしょう。

すずむし まつむし こおろぎ
43.「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 」は、小式部が藤原定頼にからかわれて答えた歌です。どんなことをからかわれたのでしょう。

歌を詠むのが下手である  父の歌を真似している  母に歌を作ってもらっている 
44.「夏の夜は まだよひながら 明けぬるを 雲のいづこに 月〇〇〇らむ 」は、雲に薄れてゆく月が姿を隠したのをどう表現しているでしょう。

やすむ(休む)  あゆむ(歩む)  やどる(宿る) 
45.「み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり」の歌は、 秋の寂しさを強調するために何の音を詠みこんでいるでしょう。

衣を振って干す音  衣を打つ音  衣を機(はた)で織る音 
46.「古今和歌集」の序文に記された6人の代表的な歌人のことを「六歌仙(ろっかせん)」といいます。僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主の六人です。百人一首に選ばれていない人は誰でしょう。

僧正遍昭(そうじょうへんじょう)  大伴黒主(おおとものくろぬし) 小野小町(おののこまち)
47.「明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき あさぼらけかな」の歌で、明け方が恨めしい原因は何でしよう。

仕事に出かけなければならない  女性と別れて夜まで逢えない  知人に出会うかもしれない 
48.「今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな」は、藤原道雅が、当子内親王との仲を裂かれた時に送った歌です。何を望んだのでしょう。
一緒に逃げたい  出家をしたい  直接別れを告げたい 
49.「いにしへの 奈良の都の 八重桜  けふ九重に 匂ひぬるかな」には様々な技巧が使われています。歌の中にどんな数字が含まれているでしょう。

8.9.10  6.7.8  7.8.9 
50.「わたの原 漕ぎ出でて見れば 久かたの 雲ゐにまがふ 沖つ白波」の歌は、水平線のかなたで沖の白波と何が一体になる様子を描いているでしょう。

白い雲  白い帆  白い月 
51.「田子の浦に うちいでて見れば 白妙(しろたへ)の 〇〇の高嶺(たかね)に 雪は降りつつ」と、山部赤人が歌に詠んだ有名な山の名前は何でしょう。

高野山 富士山 三笠山
52.「〇〇〇〇〇 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞのこれる」の歌で詠まれている、山の鳥の中で朝一番に鳴くといわれる鳥は何でしょう。

ほととぎす  うぐいす はつひばり
53.「久かたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」に詠まれた花は何でしょう。


54.蝉丸(せみまる)、清少納言(せいしょうなごん)の2人の歌に共通して詠まれている有名な関所の名前は何でしょう。

逢坂(あふさか)の関  須磨(すま)の関  白河(しらかは)の関 
55.百人一首の中で一首だけ他の国で詠まれた歌があります。「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠(みかさ)の山に いでし月かも」は、誰の歌でしょう。

安倍仲麿  蝉丸  前大僧正慈円 
56.「夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも 世に逢坂の 関はゆるさじ」の清少納言の歌は、中国の「史記」の故事をもとにしています。函谷関(かんこくかん)を通るために何をした話でしょう。

鳥をたくさん飛ばした  鶏の鳴き真似をした  渡り鳥に手紙を結びつけた 
57.「このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに」を詠んだ菅原道真はどこの地に左遷されたでしょう。

四国 東北 九州
58.「立ち別れ いなばの山の 峰(みね)に生ふる まつとしきかば 今かへり来む 」の歌は、在原行平が因幡守(いなばのかみ)に任ぜられ、京都から赴任地へ向かう時、送別の宴で詠んだ歌です。因幡(いなば)とはどこでしょう。

兵庫県  鳥取県  三重県 
59.「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 」の歌が有名になり、喜撰(きせん)法師の名前は宇治の特産物の銘柄名になりました。その特産物は何でしょう。


60.「百敷や 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり」は百人一首の百番目の歌です。誰の歌でしょう。

順徳院  天智天皇  後鳥羽院 
61.「朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪」を詠んだ坂上是則は、蹴鞠の名人でもありました。一度も落とさず連続で何回 蹴ったでしょう。

163回 206回 106回
62.諸国を旅して歌を詠む漂泊の歌人として、後世の西行法師や松尾芭蕉などからも深く敬愛された歌人は誰でしょう。歌枕に強い関心を持ち、「〇〇歌枕」を記しました。

原因  能因  参因
63.「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける 」の歌を詠んだ紀貫之が、晩年に書いた日記文学はどれでしょう。

蜻蛉日記 土佐日記 明月記
64.定家の歌「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」 の藻塩とは何でしょう。

塩からいワカメ  海藻のようにもつれた髪  海藻から採る塩 
65.「吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 〇〇〇といふらむ 」の歌には漢字遊びが取り入れています。〇〇〇にあてはまる言葉はどれでしょう。

のわけ ひさめ あらし
66.壬生忠見の「恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそひ 思ひそめしか」の歌は「天徳内裏歌合」で誰と勝負をした歌でしょう。

壬生忠見  平兼盛  源重之 
67.「心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 」の歌に詠まれた菊はどこの国から日本に入ってきた花でしよう。

中国 オランダ インド
68.「御垣守(みかきもり) 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ ものをこそ思へ」 の歌の「御垣守」とは、宮中のどんな仕事でしょう。

宮中の門の警護  宮中の火の管理  宮中の庭師 
69.「滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ」の歌に詠まれたことで、この滝は「名古曽(なこそ)の滝」と呼ばれるようになりました。現在、どこに残っているでしょう。

仁和寺 金閣寺 大覚寺 
70.「〇〇〇 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」の歌の〇〇〇には、紅葉の名所として有名な歌枕が入ります。どこでしょう。

小倉山 大倉山 倉田山
71.「契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋も去ぬめり 」の歌は、約束が守られなかった嘆きを詠んだ歌です。どんな約束でしょう。

歌合せで勝たせてほしい  娘と結婚してほしい  息子を大役に選んでほしい 
72.良暹法師の歌「寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこもおなじ 〇〇〇〇〇〇〇」 の結句は、しみじみともの寂しい季節を詠んだ歌の始まりとして有名です。

春の曙  夏の夕暮 秋の夕暮 
73.「天徳内裏歌合」は後世の歌合の模範とされた歌合で、その中でも平兼盛と壬生忠見の結びの勝負は、歴史に残る名勝負として語り継がれました。どちらが勝ったでしょう。

壬生忠見  平兼盛  引き分け
74.遣唐使の副使に任命された小野篁(おののたかむら)が、隠岐(おき)に流刑になった理由としてあてはまらないものを一つ選びましょう。

遣唐使を批判する漢詩を作った。  仮病を使って乗船しなかった。 遣唐大使・藤原常嗣(ふじわらのつねつぐ)をなぐった。 
75.「筑波嶺(つくばね)の 峰(みね)よりおつる みなの川  恋ぞつもりて 淵(ふち)となりぬる」の下の句は、恋心の高まりを何に重ねあわせて表現していますか。

空の広さ 峰の高さ 川の流れ
76.「あしびきの 〇〇〇〇の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」は、長い秋の夜、恋しい人にも逢えずひとり寝る寂しさを詠んでいますが、長さを強調している動物は何でしょう。

猪(いのしし)  狼(おおかみ)  山鳥(やまどり) 
77.猿丸大夫の歌「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く〇〇の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」の〇〇に入る動物は何でしょう。

馬(うま)  猿(さる) 鹿(しか)
78.宮中で暴力事件を起こして左遷された友人の藤原実方(さねかた)に同情して、ともに陸奥(みちのく:今の東北地方)に下った人は誰でしょう。

恵慶法師  右近  源重之 
79.清輔の歌「ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき」の「憂し」は辛い、苦しいという意味です。何が原因だったと言われているでしょう。

失恋ばかりした   父と仲が悪かった  仕事で大きな失敗をした 
80.「春の夜の 夢ばかりなる手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ」の歌は大納言・藤原忠家(ただいえ)が枕の代わりに何を差し出した時の歌でしょう。

自分の腕  扇  書物 
81.「千早ぶる 神代もきかず 龍田川  からくれなゐに 水くくるとは 」の「千早(ちはや)ぶる」は「神」にかかる〇詞です。次のどれでしょう。

枕詞(まくらことば) 掛詞(かけことば)  序詞(じょことば)
82.「君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ 」の若菜は、春に生えてきた食用や薬用になる草のことです。次のどれでしょう。

ほうれん草 せり 白菜
83.百人一首に選ばれた大納言経信、源俊頼朝臣、俊恵法師の3人の関係は何でしょう。

同じ女性に恋歌を贈った関係  祖父・父・息子の関係  歌のライバル関係 
84.「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守 」の歌で、平安時代に「須磨」と聞けば誰もが「〇〇物語」の須磨の巻を思い浮かべました。物語名は何でしょう。

源氏物語 伊勢物語 竹取物語
85.「契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは」の清原元輔の歌は、どんな女性に贈られた歌でしょう。

相思相愛の女性  逢ったことのない片思いの女性  心変わりをした女性 
86.「浅茅生の 小野の篠原(しのはら) しのぶれど  あまりてなどか 人の恋しき」の歌の初句の読み方はどれでしょう。

あさじゅう  せんちう  あさじふ 
87.大伴家持の歌「かささぎの わたせる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける」は七夕伝説をふまえています。織り姫の恋人は誰でしょう。

明星 梅星 彦星
88.「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり うきものはなし」の歌の暁(あかつき)とはどの時間帯でしょう。

午前3時から日の出まで  午後10時から午前0時まで  日の出から午前7時まで 
89.「秋の田の かりほの庵(いほ)の とまをあらみ わが衣手は 露(つゆ)に濡(ぬ)れつつ」を詠んだとされる天智天皇ゆかりの神社はどれでしょう。毎年1月に「百人一首かるた名人位・クイーン位決定戦」が行われます。

春日大社 伊勢神宮 近江神宮
90.「心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」 の三条院の歌は、いつ詠まれたものでしょう。

譲位を決意した時  即位した時  結婚した時 
91.「有馬山 猪名のささ原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 」という歌を詠んだ大弐三位とは、誰の娘でしょう。

清少納言  紫式部  和泉式部 
92.「山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり」の―線部分の表現技法はどれでしょう。

体言止め 擬人法  反復法
93.「住の江の 岸による波 よるさへや 〇の通ひ路 人目よくらむ」の歌は、恋しい人が自分の〇にさえ現れてくれないと嘆いています。〇にあてはまる漢字はどれでしょう。
家  夢  雲 
94.「うかりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを 」は、神仏に祈ってもかなわなかった恋の題で詠まれた歌です。初瀬とはどこの寺でしょう。

高野山 山寺 長谷寺
95.「白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 」の歌は、白露を何に例えているでしょう。

飛び散る玉  つなげた玉  くだけた玉 
96.小野小町(おののこまち)は絶世の美女として多くの伝説が残っています。平安時代の美人の条件は色白の肌と何でしょう。

白くて長い指  細くて長い首  長くて豊かな黒髪 
97.「嘆きつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る 」は右大将道綱母が、浮気をした夫に贈った歌です。その時、歌に添えた花は何でしょう。

山吹(やまぶき)
98.「夕されば 門田の稲葉 おとづれて 芦のまろやに 秋風ぞ吹く 」を詠んだ大納言経信は三つの才能を兼ね備えた人物でした。和歌と漢詩とあと一つは何でしょう。

水泳 武道 管弦
99.「みかの原 わきて流るる 泉川  いつみきとてか 恋しかるらむ 」の歌の上の句は、同音の「いつ」を導きだす働きをしています。この技法を何というでしょう。

序詞(じょことば)  枕詞 (まくらことば)  歌枕(うたまくら)
100.元良親王の歌「わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ」の「澪漂(みおつくし)」と「身を尽くし」が掛詞になっています。澪漂とは何でしょう。

船の碇(いかり)  航路を示す標識   船の櫂(かい) 

   


解説