戦争中の国民生活を調べる 戦争を体験した人々とくらし
写真から見る銃後のくらし。国民生活はかくも戦争と結びついていたのか。 
        
小学校 社会 6年
 電灯のかさや防空頭巾、おもちゃなどが置かれた民家を再現した画像を見ることによって、戦時中の国民生活が戦争と強く結びついていたことを、具体的にとらえる。
 第2次世界大戦の頃の民家の様子を手がかりに、今と違っている衣服や道具について気づいたことを話し合うことによって、戦時下の国民生活が戦争と強く結びついていたことに気づく。
第2次世界大戦の頃の民家  静止画
導入で、第2次大戦の頃と今のくらしを比べて違いを見つける際の資料とする。
灯火管制用のかさ 防空頭巾と国民服 軍艦、戦車等のおもちゃ  静止画 
戦争の頃のくらしが戦争と強く結びついていたことの具体的な理解を促す資料とする。
東京大空襲  動画
第2次世界大戦の終わり頃に、日本各地が空襲にあったことやその被害がどのようなものであったかを理解する際の資料とする。
主な活動 指導上の留意点

1 第2次世界大戦の頃の民家を模型で再現した画像を見て、今の民家との違いをできるだけたくさん見つけて書き出す。
ワークシート1

  コンテンツ1

写真は、第2次世界大戦ごろの民家の中の様子です。この中から、今は使われていないものや、使われているけど形の違うものをできるだけたくさん見つけて書き出しましょう。

・コンテンツ1 の画像は印刷して配布し、児童各自が気づいたことを書き込めるようにすると良い。
・見つけたことを記入する際には、「今は使われていないものや、使われているけど形の違うもの」という風に、視点を明確にすると、生活における戦争との結びつきをとらえやすい。

    

2 見つけたことを出し合い、どんなところが今と違うかを話し合うことによって、当時のくらしの様子を考える。

どんなことを見つけましたか。今のくらしと比べて気づいたことを話し合いましょう。


コンテンツ2

・子供の発言に応じて写真を拡大して提示し、電灯のかさや防空頭巾、木製・紙製のおもちゃなど、今との違いが具体的に理解できるようにする。拡大して見ることで、全体写真で気づかなかった発見が期待できる。

     
   
   
   
   

 

3 第2次世界大戦の終わり頃に、日本各地が空襲にあったことやその被害がどのようなものであったかを、資料をもとに調べて理解する。

爆撃下にあった人々がどんな被害を受け、どういう気持だったかを考えて発表しましょう。
  
  
コンテンツ3
 
・戦争被害の大きさや恐ろしさを具体的に理解できるように、コンテンツ3 を見ながら考えるようにする。。
・教科書や資料集等の資料もあわせて参照することによって、戦争被害の大きさをより具体的に理解できるようにする。
※ 第2次大戦中の民家の室内を再現した画像はプロジェクタを通して提示し、全員で同じ画像を見ながら考えることができるようにするとよい。
 
 授業場所   ■教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
  □その他[     ]
 授業形態   ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 
  □その他[     ]
 ITを活用する場面   ■導入 ■展開 ■まとめ □その他[     ]
 ITを主に活用する者   □教員 □学習者 ■両方 □その他[     ]
 ITを主に活用する目的   ■課題の提示  □動機付け  ■教員の説明資料 
  ■学習者の説明資料  □繰り返しによる定着  □モデルの提示 
  □失敗例の提示  □体験の想記  ■比較 
  □振り返り  ■体験の代行  □その他[     ]
 活用するIT   ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン 
  □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ 
  □ビデオ ■インターネット ■デジタルコンテンツ 
  □CD−ROM □スピーカー □その他[     ]