世界の子どもたち せかいの子どものくらしについて考えよう
知ってびっくり!外国の子どもたちの生活
 
小学校 国語 2年
 説明文「世界の子どもたち」から日本の子どもの生活との違いを読み取る。また、自分の決めたテーマに沿って教科書の写真やメディアを使って調べたことをもとにグループで発表資料を作り、パビリオン形式で本や写真などの資料を見せながらわかりやすく発表する。
 
 

 写真から外国の子どもたちの遊びや生活の様子を読み取り、自分たちの遊びや生活と比べながら、似ているところと違うところを見つけて話し合う。

 
 世界の子どもたちの暮らしの場面を写した資料を見て日本の様子との違いに気づき、世界の子どもたちの暮らしについて「知りたい」「調べたい」という意欲をもつ。
韓国の子どもの遊び 静止画
韓国の子どもたちが伝統的なシーソーで遊んでいるところ。日本の遊具のシーソーとの違いに気づかせ、外国の遊びの種類に興味を持たせることができる。また、その後の学習の「あそび」の視点につなげることができる。
フランスの子どもの遊び 静止画
フランスのパリの子どもたちが広場でスケートをして遊んでいるところ。シーソーと同じ「あそび」の視点になるが、気候の違いによって生活に違いがあることに気づかせることができ、調べ学習の際の視野を広げるのに役立つ。
ペルーの子どもの手伝い 静止画
ペルーでは家畜は大切な財産であり、その家畜を放牧から家に連れて帰るのが子どもたちの仕事である。自分たちの手伝いの仕方と比べて責任の大きさに気づかせることができるし、その後の学習の「手伝い」の視点につなげることができる。
フィジーの子どもの遊び 静止画  
フィジーの子どもがやしの木に登って実を取っているところ。やしの実はなたで割ってジュースを飲む。自分たちの日頃食べているおやつと比べてみることもできるので、その後の学習の「食」の視点につなげることができる。  
主な活動 指導上の留意点

1.世界地図を見ながら知っている世界の国々について知っていることを話し合う。

外国のことについて、聞いたことや知っていることを発表しよう。

・○○に行ったことがある。

・○○には△△△という生き物がいると聞いた。

1.4枚の写真(コンテンツ)を見ながら気づいたことを話し合う。

4枚の写真を見て、私たちのくらしと違うところを見つけよう。

・コンテンツ1
  韓国は日本に近い国だ。
   シーソーを して遊んでいる。
   シーソーの形が日本と違い、木でできた簡単なもの。

・コンテンツ2
   フランスのパリって聞いたことがある。
   スケートをしている。
   外でスケートができるなんて、きっと寒いところだ。 

・コンテンツ3
   ペルーって、初めて聞く国だ。
   馬みたいな動物と歩いている。
   ペットの散歩かな。あっちでもこっちでもつれて歩いている。
   お手伝いだって。びっくり。たいへんそう。

・コンテンツ4
   フィジーは、島だ。
   大きな木はやしの木。高そうだなあ。
   やしの実はとってジュースを飲む。
   おやつはお菓子じゃなくてジュースかな。 

 

 

 

3.学習計画を立てる。

いろいろな国の子どものくらしを調べて、グループでテーマを決めて紹介しあえるようになろう。

・教科書の「タイの小学生マナのくらし」を読んで調べ方を勉強してから、自分たちでも調べてみたい。

・図書室や公民館の本を使っていろいろ調べてみよう。

・調べたことをまとめて、発表練習をしよう。

・地球儀と世界地図の両方を教室に置いて、児童の学習意欲を高めておく。

国の名前、気候、文化、食べ物、建物、生物、特産品などを自由に発表し合い、学習に対する関心・意欲を高める。

 

 

・世界地図上に4枚の写真(コンテンツ)とその国の名前を提示し、世界のあちらこちらの様子であることをつかませる。

・写真(コンテンツ)1枚1枚をプロジェクターでスクリーンの上に大きく映し出しながら気づいたことを話させる。特に自分たちの生活と比べて違いを見つけさせる。

コンテンツ1

 コンテンツ2

コンテンツ3

コンテンツ4

※本時はコンテンツを導入の意欲付けに活用したが、児童がメディアを使って調べるときに使わせてもよい。
 授業場所   ■教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
  □その他[     ]
 授業形態   ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 
  □その他[     ]
 ITを活用する場面   ■導入 □展開 □まとめ □その他[    ]
 ITを主に活用する者   ■教員 □学習者 □両方 □その他[     ]
 ITを主に活用する目的   □課題の提示 ■動機付け □教員の説明資料 
  □学習者の説明資料 □繰り返しによる定着 
  □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 
  □比較 □振り返り □体験の代行 □その他[     ]
 活用するIT   ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン 
  □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ 
  □ビデオ □インターネット ■デジタルコンテンツ 
  □CD−ROM □スピーカー □その他[     ]