ツバメをかんさつしよう 生き物のくらし（春）
ツバメってどこにいるの？どうやって子育てをするのかな？
　　
小学校 理科 ４年
　春の生き物「ツバメ」の観察を通して、ツバメが春に日本に渡ってきてどのように子どもを育てるか、人間の生活環境をどのように利用しているかを知り、ツバメの生きるための巧みな能力、自然の不思議さを理解する。本授業は、ヒナのエサに視点をあて、親鳥が繰り返しヒナに虫をつかまえて与える子育てについて学ぶ。
　ツバメの巣を詳しく観察することを通して、親鳥の子育てのを理解する。
ＮＨＫ２００２年度「びっくりか」第6回放送放送　動画クリップ「ツバメの観察のしかた」（１分６秒）
ツバメがつくった家の軒下の巣を観察する方法について解説するものである。巣に近づきすぎたり、巣を壊さないようにする注意や、親鳥がいない間にすばやく巣の中を観察する方法についても解説している。
ＮＨＫ動画クリップ「ツバメのふん調べ」（１分４１秒）
親鳥はヒナに何を食べさせているのか、ヒナのふんから調べる方法を解説している。ふんを採取して、洗剤を入れた水にとかし、濾紙でこして、のこったものを顕微鏡で観察する手順を説明している。
ＮＨＫ動画クリップ「ツバメのえさのとりかた」（１分２６秒）
食欲旺盛なヒナのために絶えずエサを運んでくる親鳥がどうやってエサをつかまえるか、飛びながらエサになる小さな虫をとらえる瞬間の映像を見ることができる。
主な活動 指導上の留意点

１．ツバメはどんなところに巣をつくるのか、調べてきたことをもとに話し合う。
　　コンテンツ１


２．親ツバメがヒナあたえているエサについて話し合う。

ヒナは何を食べていると思いますか？
　　コンテンツ２

　
・自分で観察してきたことをもとに話し合う。
・ふんを調べることで確かめられることがわかる。

３．親鳥はどうやってエサになる虫をつかまえてくるのかについて話し合う。
　　コンテンツ３

４．教室を出て、地域の方の家のツバメの巣を見学する。
・巣がかかっている場所を観察する。
・巣の中を観察する。
・巣の下のフンを採集する。

・この授業の前に、自宅とその周辺ののどこにツバメの巣があったかを調べさせておく。

・動画クリップを見せ、巣を観察するときに注意することを確かめさせる。
・巣の中を見る場合、巣を壊さないようにすることや、親鳥をこわがらせないようにすることの大切さをわからせる。
・動画クリップで確かめたことを、実際観察に行った時生かせるようにする。


・米や麦、雑草の種などの植物系の食べ物を与えているという予想や、小さな虫、昆虫などの動物系の食べ物を与えているという予想が出てくると思われる。

・ある程度意見が出てきたら、動画クリップをみせ、ふんを調べることでエサを確かめることができることをわからせる。
・ふんを調べる実験について理解させる。



・次時、各自でふんを採取してこさせ、動画クリップと同じ実験方法でフンの中の昆虫を確かめさせる。





・木の枝や地面上に静止している虫をつかまえるという意見がほとんどであると予想される。
・動画クリップをみせることで、親鳥のエサをつかまえる大変さと、子育てをする親鳥の愛情を理解させたい。







・２校時目を校外学習の時間とし、事前にお願いしてあった家を訪問して観察させる。巣の中を観察する道具を持って行き、ふんを採取する準備、記録をとる機器やメモなども持たせる。
　授業場所 　　■教室　□特別教室　□体育館　□運動場　■屋外
　　■その他［学校近くの地域の方宅　］
　授業形態 　　■一斉学習　□グループ学習　□個別学習　□補習　
　　□その他［　　　　　］
　ＩＴを活用する場面 　　■導入　■展開　□まとめ　□その他［　　　　　］
　ＩＴを主に活用する者 　　■教員　□学習者　□両方　□その他［　　　　　］
　ＩＴを主に活用する目的 　　□課題の提示　■動機付け　■教員の説明資料　
　　□学習者の説明資料　□繰り返しによる定着　
　　■モデルの提示　□失敗例の提示　□体験の想起　
　　□比較　□振り返り　■体験の代行　□その他［　　　　　］
　活用するＩＴ 　　■コンピュータ　■プロジェクタ　■スクリーン　
　　□電子ホワイトボード　□実物投影機　■デジタルカメラ　
　　□ビデオ　■インターネット　■デジタルコンテンツ　
　　□ＣＤ－ＲＯＭ　□スピーカー　□その他［　　　　　］