場面をくらべて読もう

一つの花

 

戦争って?配給って?時代をつかんで読み進めよう!

      

 

小学校

国語

4年

戦争という時代を背景とした社会の様子とその中で生きるゆみ子達の生活の様子をつかみ、登場人物の気持ちを想像しながら読みとる。

(読)戦争時代の様子を表した叙述や登場人物の言葉や様子の叙述から、現代と違う戦争時の時代背景を読みとり、お母さんの心情を想像することができる。

食料の配給 動画 約19秒

本時の学習する物語冒頭の場面は、戦争時代に関わる言葉が多く登場し、今後物語の進行にともない登場人物の心情を読み深めるにあたって、充分に時代背景を押さえたい場面である。しかし、子ども達の生活経験や知識から、戦争中の様子や心情を叙述だけで想像し読み深めていくことは難しいと思われる。そこで、このコンテンツを利用し、敵の攻撃による不安だけでなく、国そのものが貧しく、戦争が庶民の生活にも大きな影響を与えていたことを配給に群がる人々や周りの建物や品物の様子からも読みとらせたい。

主な活動

指導上の留意点

1 教科書(P4L5〜P6L3)を音読し、時代背景を読みとる。
 

1の場面の中から、今の時代と違う社会の様子を見つけて線を引きましょう。


2.動画コンテンツ【食料の配給】を見て、戦争中の物が不足していた状況をつかむ。
  

配給の様子を実際の映像で見てみましょう。 どんなことがわかりましたか?

    

        コンテンツ1

 

3.お母さんの気持ちを想像し、発表し合う。

 

「1つだけ」と自分の分から一つゆみ子に分けてくれるお母さんの気持ちを考えましょう。

 

・「食べる物」「てきの飛行機」などの文中の言葉やお母さんのもんぺ服が描かれている挿絵から、時代背景を想像させる。




・児童の気づいた点について、再度繰り返して見せたり、一時停止したりして全員で確認する。

・配給所に集まる人々の服装や様子・並べられている品物など、叙述を裏付ける情報を確認する。

・「ぜいたくは敵」と書かれた看板に注目させ、精神的にも抑圧が求められていたことに気づかせる。







・お互いに口癖になってしまうくらい「一つだけ」がゆみ子とお母さんの間で繰り返された言葉であることに着目させる。

 授業場所

  ■教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
  □その他[     ]

 授業形態

  ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 
  □その他[     ]

 ITを活用する場面

  ■導入 ■展開 □まとめ □その他[     ]

 ITを主に活用する者

  ■教員 □学習者 □両方 □その他[     ]

 ITを主に活用する目的

  □課題の提示 ■動機付け ■教員の説明資料 
  □学習者の説明資料 ■繰り返しによる定着 
  □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 
  □比較 □振り返り □体験の代行 □その他[     ]

 活用するIT

  ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン 
  □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ 
  □ビデオ □インターネット ■デジタルコンテンツ 
  □CD−ROM □スピーカー □その他[     ]