バーチャル自動車工場見学 自動車工業
 黒板が「どこでもドア」になったみたい。バーチャル自動車工場見学を始めましょう。
             
小学校 社会 5年
 前時までに多種の自動車がどのように作られているかについて、子どもたちは自分の学習課題に対する予想を立てている。本時は自動車が作られるまでのおおよその様子を理解する場面である。ここでバーチャル工場見学のサイトと溶接ロボットの動画コンテンツを活用することによって各工程の特徴をつかませたい。
 「バーチャル自動車工場見学」をすることを通して、自動車が作られるまでのおおよその様子をつかむことができる。
ウェブサイト HONDA 鈴鹿製作所「バーチャル自動車工場見学」
組み立ての工程ごとにページが作られているので、その順序にそって進めて見せて、生産工程のおおよそをつかむために利用する。。
・各ページは画像(動画)と説明の文で構成されている。
@プレス A溶接 B塗装 C組み立てT Dエンジンと部品 E組み立てU F検査 G出荷

川崎重工の溶接ロボットの高画質動画
溶接ロボットの動きとその仕事内容を考えさせながら見せ、溶接工程の特徴をつかませるために利用する。
川崎重工の塗装ロボットの高画質動画
塗装ロボットの動きとその仕事内容を考えさせながら見せ、塗装工程の特徴をつかませるために利用する。
   川崎重工の組み立てロボットの高画質動画
組み立てロボットの動きとその仕事内容を考えさせながら見せ、組み立て工程の特徴をつかませるために利用する。
主な活動 指導上の留意点

1 自動車の作り方についての自分の課題と予想を簡単に 発表し、見学のめあてを確認する。

今日はバーチャル工場見学をします。自分の課題と予想を発表して下さい。
・たくさんの部品の取り付け方を知りたい。
・何人ぐらいで作っているのか知りたい。
・検査は何種類ぐらいあるのか調べたい。

2「バーチャル工場見学」のウェブページをスクリーンで見て、わかったことや気がついたことをメモする。

今からウェブページ見学を始めます。自分の課題に関係する所はもちろん、大切だなと思うことをたくさんメモしなさい。

・ホン太くんが見学して、アシモが工場の中を案内して くれるんだな。
・機械を使って、鉄板からボディを作っているところが すごいな。
・作る順序がわかったぞ。
・流れるように作業していくんだな。
・働く人は自分の持ち場の仕事をするんだな。
・ロボットが動いているけど何をしているのか小さくて よく見えないな。

3 高画質のロボットの動画を見て、工程の特徴をつかむ。

 次に川崎重工の作業ロボットの動画を3つ見ます。
鈴鹿製作所のロボットと似た動きのものがあるか考え
て見ましょう。

・画面が大きいので動きがはっきりわかる。
・どのロボットも腕の所は同じような形をしている。
・手先の部分が仕事によって形が違うな。
・最後に必ず人がロボットロボットの作業の検査をする んだな。




このロボットは何をしていますか。
たくさんのロボットの動きを見て気がついたことはあ
りますか。






5 バーチャル工場見学をしてわかったこと、もっと調べたくなったことを発表する。

ノートのメモを見返して、わかったこと、もっと調べたいことを発表してください。
・ロボットはすごいが、それを作った人間もすごい。
 ・人間が「作る」というよりほとんどの工程でロボット が作っていた。
 ・関連工場について調べてみたい。

・ノートを見返しさせて、自分の課題と予想を思い出させる。

・数人に発表させて、見る観点やメモの仕方を確認させる。

・プロジェクターでウェブサイトをスクリーンに投影する。
コンテンツ1

・各ページのホン太君の会話部分を子どもたちに音読させる。(アシモ役は教師が行う)

・メモする時間や質問をする時間をとって実際の見学のように進めていく。

・工程の特徴をつかませるためにロボットの動画(川崎重工)を3つ活用する。

コンテンツ2
コンテンツ3
コンテンツ4

・どのクリップも初めは止めないで2回見せる。
・その後、よくわからなかった所を部分再生したり、静止させたりしてロボットの仕事内容と人はどんな仕事をしているかを様子をつかませる。。

・わかったことなどを自分のことばで端的にまとめさせ、数人に発表させる。

・発表に合わせてコンテンツをスクリーンに映し出す。

 授業場所   ■教室 特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
  □その他[     ]
 授業形態   ■一斉学習 □グループ学習 □個別学習 □補習 
  □その他[     ]
 ITを活用する場面   □導入 ■展開 ■まとめ □その他[     ]
 ITを主に活用する者   ■教員 □学習者 □両方 □その他[     ]
 ITを主に活用する目的   □課題の提示 □動機付け ■教員の説明資料 
  □学習者の説明資料 ■繰り返しによる定着 
  □モデルの提示 □失敗例の提示 □体験の想起 
  ■比較 ■振り返り ■体験の代行 □その他[     ]
 活用するIT   ■コンピュータ ■プロジェクタ ■スクリーン 
  □電子ホワイトボード □実物投影機 □デジタルカメラ 
  □ビデオ ■インターネット ■デジタルコンテンツ 
  □CD−ROM ■スピーカー □その他[     ]