旅の途中で見た芭蕉句碑 【芭蕉一般編】
金沢 義仲の寝覚めの山か月かなし
高久 落ち来るや高久の宿の郭公
黒羽 鶴鳴くやその声に芭蕉破れぬべし
殺生石 石の香や夏草赤く露暑し
殺生石 飛ぶものは雲ばかりなり石の上
鹿沼 君や蝶我や荘子が夢心
室の八島 糸遊に結びつきたる煙哉
種の浜 小萩ちれますほの小貝小盃
種の浜 夜着きて小貝拾わんいろの月
深川 古池や蛙飛びこむ水の音
須賀川 五月雨は滝降り埋ずむみかさ哉
石巻 雲折々人を休めるつきみかな
鶴岡 珍らしや山をいで羽の初茄子
鶴岡 珍らしや山をいで羽の初茄子2
湯尾峠 月に名をつつみ兼ねてやいもの神
敦賀 ふるき名の角鹿や恋し秋の月
敦賀 涙しくや遊行の持てる砂の露
那須 湯をむすぶ誓ひも同じ石清水
南条 月に名を包みかねてやいもの神
福井 あすの月雨占わんひなが嶽
福井 朝六つや月見の旅の明けはなれ
福井 明月の見所問ん旅寝せん