覆盆子洞 (ふぼんじどう・いちごどう) 馬落とし

伊勢市矢持町
菖蒲(しょうぶ)
<人物>
平 知盛
<関連する章段>
巻5の13
巻6の11
巻7の15・19
巻8の4・7・9・11
巻9の13・17
巻10の4
巻11の7・9・10・11

竜ヶ峠(たちがとうげ)への道から覆盆子橋を渡り、冷水谷を遡った東南方の山中、平家谷にある鍾乳洞です。平家の落武者が隠れ住んだという伝説や、知盛が源氏の寄手来襲にそなえて婦女子を潜めたとも伝えられています。また、内宮から竜ヶ峠を越えて菖蒲に至る約8キロの道を伊勢古道といいますが、その頂上付近に源氏の追っ手を防ぐため、ツタなどのしかけで馬ごと谷に落とした「馬落とし」が残されています。