知盛山久昌寺 (ちしょうざんきゅうしょうじ) 知盛塚

伊勢市矢持町
菖蒲(しょうぶ)
<人物>
平 知盛
<関連する章段>
巻5の13
巻6の11
巻7の15・19
巻8の4・7・9・11
巻9の13・17
巻10の4
巻11の7・9・10・11

平清盛の四男・知盛は、「平家物語」では壇ノ浦の戦いで自害したことになっていますが、実は従者30人と共に伊勢の船江に上陸し、外宮の長官・横地光忠に一時かくまわれていましたが、追い詰められて山道づたに南下、矢持町に隠れ住んだといわれています。建久元年(1190)、知盛は平家再興を期して、一宇郷(いちうごう)の里に一族を弔うために「知盛山久昌寺」を建立しました。本堂に知盛の位牌、裏山に知盛の墓と伝えられる五輪塔があります。