清盛堤ゆかりの碑

伊勢市
山田上口駅付近
<人物>
平 清盛
<関連する章段>
巻1の3・4・6・9・11
巻2の3・4・6・7
巻3の3・11・15
巻4の4・5
巻5の1・3・4・12・13・14
巻6の4・5・7・8・9・10

昔、宮川は梅雨、台風時期になるとよく氾濫し、流域の人々は大変困っていました。その洪水は外宮の神域まで浸すほどでした。治承年間に平清盛が自分の生涯の仕事と決めて陣頭指揮にあたり、強い堤防を築いたと言い伝えられています。完成した堤を山田の人々は「清盛堤」と呼んで、清盛に感謝の気持ちを表しました。大間国生神社の後方に清盛幕張の松が大正末期頃まで残っていたといわれており、その跡に建てられた遺跡碑が現在の場所に移されています。