※緑枠は、おすすめの本です。
№ | 書名 | 著者 | 出版社 | 発行 | 備考 |
1 | 私の方丈記 | 三木卓 | 河出書房新社 | 2014.2.28 | 注なしで読みやすい現代訳と筆者の自伝風エッセイ |
2 | マンガ古典文学 方丈記 | 水木しげる | 小学館 | 2013.4.30 | 「方丈記」の全容を漫画化し、長明の生涯を描く。作品解説、長明略年譜が見やすい。荒俣宏「乱世に立ち止まって読む古典」も参考になる。 |
3 | 自由訳 方丈記 | 新井満 | 株式会社デコ | 2012.6.9 | 古典をわかりやすい自由訳に置き換えたシリーズ12冊目、新潟地震を体験。災害文学・災害ルポルタージュと晩年の人生論 |
4 | 無常という力「方丈記」に学ぶ心の在り方 | 玄侑宗久 | 新潮社 | 2011.11.25 | 玄侑宗久は福島県出身住職、小説家。 |
5 | すらすら読める方丈記 | 中野孝次 | 講談社 | 2003.2.20 | 文学者。長明論が参考になる。 |
6 | 超口語訳 方丈記 | 濱田浩一郎 | 東京書籍 | 2012.5.1 | 歴史学者、作家。東日本大震災、原発事故、政治的混迷は古代から中世社会への転換期と酷似している。人間関係から科学技術まで再検討を迫られた。歴史は繰り返す。混迷の世に生きる私たちにとって役に立つ価値観や手がかりとなる哲学が盛り込まれている。 |
7 | 新潮日本古典集成 方丈記 発心集 | 三木紀人校注 | 新潮社 | 2016.1.30 | 解説(長明小伝)や付録(長明年譜)が詳しい。 |
8 | こころに響く方丈記―鴨長明さんの弾き語り | 木村耕一 | 1万年堂出版 | 2018.3.13 | 「京都へ行こう!方丈庵を訪ねて」に日野山の方丈石現地ルポ。フィールドワークの参考になる。日本初の災害文学としてメッセージが分かりやすく、写真やイラストが豊富。 |
9 | 週刊 日本の古典を見る24.25 方丈記一.二 | 堀田善衛 訳 | 世界文化社 | 2002.10.10-17 | 写真参考 |
10 | 800年の時を経て蘇る 「方丈記」時代の事件簿 | 金箱隆二 | 徳間書店 | 2012.6.15 | |
11 | 超訳日本の古典6 徒然草 方丈記 | 加藤康子 監修 | 学習研究社 | 2008.2.17 | 現代語訳のみ。要約、省略、加筆などして、分かりやすい。 |
12 | 私の方丈記 | 三木卓 | 河出書房新社 | 2014.2 | |
13 | 方丈記と徒然草 図説「無常」の世を生きぬく古典の知恵 | 三木紀人監修 | 青春出版社 | 2011.11 | 二大随筆「方丈記」と「徒然草」の対比。作品の共通点や相違点を写真、図表、年表、こらむ、地図を用いて解説している。 |
14 | カラー版 方丈記・伊勢記 | 浅見和彦 編 | おうふう | 2007.5.25 | 地図、写真資料豊富、 |
15 | 日本古典文学全集27 方丈記、徒然草他 | 神田秀夫校注 | 小学館 | 1975.5.1 | 文語文の下に現代語。 |
16 | 新編日本古典文学全集51 十訓抄 | 浅見和彦 | 小学館 | 1997.12.20 | |
17 | 日本古典文学大系65 歌論集 能楽論集~無名抄 | 久松潜一 西尾實 | 岩波書店 | 1980.4.30 | |
18 | 新古典文学大系7 拾遺和歌集 | 小野谷照彦 | 岩波書店 | 1990.1.19 | |
19 | 新古典文学大系8 後拾遺和歌集 | 久保田淳 平田喜信 校注 | 岩波書店 | 1994.4.20 | |
20 | 新古典文学大系10 千載和歌集 | 片野達郎 松野陽一 校注 | 岩波書店 | 1993.4.20 | |
21 | 新潮日本古典集成 山家集 | 後藤重郎 | 新潮社 | 2015.4.25 | |
22 | 新古典文学大系27 本朝文粋~池亭記 | 大曾根章介他 校注 | 岩波書店 | 2003.6.10 | |
23 | 無名抄 現代語訳付き | 久保田淳 校注 | 角川学芸出版 | 2013.3.25 | 角川ソフィア文庫。鴨長明についての解説、「無名抄」の和歌索引がある。 |
24 | 方丈の孤月 鴨長明伝 | 梓澤要 | 新潮社 | 2019.3.20 | 小説。長明の一生を方丈記や発心集の記述を生かしうまくまとめている。 |
25 | 21世紀によむ日本の古典9 方丈記・徒然草 | 浜野卓也 | ポプラ社 | 2001.4 | 原典を生かしながらわかりやすくまとめ直す。 |
26 | 大型版これなら読めるやさしい古典 方丈記 | 長尾剛 | 汐文社 | 2006.12 | 児童図書。イラストを入れた現代訳のみ掲載。 |
27 | 作家と楽しむ古典 方丈記他 | 髙橋源一郎 | 河出書房新社 | 2018.1.30 | 「翻訳は小説を書くことと同じです」自分が翻訳した「方丈記」について語っている「日本文学全集07」(池澤夏樹個人編集から)を見ること。 |
28 | 旺文社全訳古典撰集 方丈記付発心集(抄) | 今成元昭訳注 | 旺文社 | 1994.7.20 | |
29 | 永井路子の方丈記徒然草 | 永井路子 | 集英社文庫 | 1996.10.25 | 解説と助言はフェリス女学院大学名誉教授小泉和 |
30 | 方丈記を読む | 馬場あき子・松田修 | 講談社学術文庫 | 1987.10.10 | 歌人馬場あき子と国文学研究資料館教授との対談。 |
31 | はじめての随筆?夢・希望・将来 | 日本作文の会 | 汐文社 | 2013.2 | 随筆を小中生に書かせるヒントとなる。 |
32 | 名作で楽しく学べる昔のことば絵事典 古人の気持ち・くらしがわかる | 廣瀬唯二 監修 | PHP研究所 | 2011.3.29 | 身分と家、もののけ、おまじないとうらないの時代など、コラムが分かりやすい。 |
33 | 日本の古典大事典 | 加藤康子 監修 | あかね書房 | 2018.12.25 | 説明が子どもにわかりやすい。 |
34 | 日本古典文学全集07 枕草子・方丈記・徒然草 | 池澤夏樹個人編集 | 河出書房新社 | 2016.11.30 | 方丈記の訳は髙橋源一郎、解説は浅見和彦 |
35 | 日本の古典をよむ14 方丈記・徒然草・歎異抄 | 神田秀夫・永積安明・安良康作 校訂・訳 | 小学館 | 2007.10.30 | 方丈記の風景や解説が分かりやすい。 |
36 | 通読方丈記 | 手崎政男 | 笠間書院 | 2009.10.30 | 六段構成、対句・順接・互文法を図示して分かりやすい。「源家長日記」の引用が長い。 |
37 | 少年少女古典文学館10「徒然草・方丈記」 | 三木卓 | 講談社 | 1997.6.20 | 方丈庵復元図が精密に描かれている。子どもに語りかけたあとがきと解説【小林保治】あり。 |
38 | 新潮古典文学アルバム12「方丈記・徒然草」 | 稲田利徳、山崎正和 | 新潮社 | 1990.7.10 | 写真が豊富である、法界寺蔵の長明木像 |
39 | 表現学大系 随筆の表現 各論篇5 枕草子・方丈記・徒然草 | 監修 表現学会 | 教育出版センター新社 | 1998.10.31 | 鈴木久の論文「方丈記の読み方の一工夫―長明と『往生要集』―」 |
40 | 光村の国語はじめて出会う古典作品集①土佐日記・枕草子・更級日記・方丈記・徒然草・おくのほそ道 | 監修:河添房江・高木まさき編集:青山由紀・甲斐利恵子・邑上裕子 | 光村教育図書 | 2014.4.14 | 小中学生用の古典入門として分かりやすい。図表や発展学習のアイディアが示されている。 |
41 | 鴨長明方丈記完成800年~京都学問所紀要創刊号 | 岩倉壽、長尾真、井上隆雄、中村昌生、浅見和彦ほか | 下鴨神社京都学問所 | 2014.6.30 | 連続講座講演録「長明の方丈庵と日本人のすまいの理想」「鴨長明に生き方を学ぶ」「現代に生きる和歌」「『方丈記』再読」「鴨長明『方丈記』の世界」 |
42 | 鴨長明の世界~京都学問所紀要第二号 | 長尾真、井上隆雄、井上満郎、浅見和彦ほか | 下鴨神社京都学問所 | 2021.1.30 | 鴨長明の生きた時代と京都、鴨長明の匿された恋情、鴨長明の和歌、長明と「発心集」、鴨長明の生家。糺の森―四季―の写真が美しい。 |
43 | 方丈記私記 | 堀田善衛 | ちくま文庫 | 1988.9.27 | 日本の転形期に宮廷歌人・隠者として生きた長明の生涯を、己の第二次世界大戦時の体験と照らし合わせて描いた、堀田文学の代表作。 |
44 | 絵巻で歩む宮廷世界の歴史 | 五味文彦 | 山川出版社 | 2021.10.20 | 絵巻の詞書は説話であり、人々の生活や風俗、信仰まで描いた史料である。嵯峨院から後鳥羽院に至る宮廷世界の歴史が分かる。 |
45 | 「今昔物語」いまむかし | 野口武彦 | 文藝春秋 | 2014.2.25 | 平安末期の生活をリアルに描いた「今昔物語」の世界観を検証。地震・大火・洪水・疫病などの災害被害を受けた庶民の様子、応和年間の建築ブームについて詳しい。 |