人物名 こんな人 主な作品
浄名居士
(維摩詰)
(じょうみょうこじ)
(ゆいまきつ)
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浄名、無垢称(むくしょう)などと訳す) 維摩経に登場する主人公で、古代インドの毘舎離(びしゃり)城に住んだとされる大富豪。学識に富み、在家(ざいけ)のまま菩薩の道を行じ、釈迦の弟子としてその教化を助けたといわれる。病気の際、その方丈の居室に、釈迦の弟子を代表して文殊菩薩が訪れたとされる。毘大乗仏教の奥義に達した居士(こじ)とされ,仏弟子たちも維摩との問答では敗れる。架空の人物であるが,中国,日本の禅宗では理想像とされる。