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内容 |
年号(年齢) |
長明の出来事 |
世の中の出来事 |
1 |
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1155年【1歳】
1156年7月【2歳】
1159年12月【5歳】
1160年【6歳】
1161年10月【7歳】
1167年2月【13歳】
1172年【18歳】
1175年3月【21歳】
秋 |
●下鴨神社の最高位の神官・長継の次男として生まれる。幼少期より菊太夫と呼ばれた名門のお坊ちゃまであったが、母が早く亡くなったとの説がある。
●二条天皇の中宮・高松女院により長明が従五位下に叙せられる。
●病弱であった父が33歳か34歳で亡くなる。
●高松院北面菊合(左右に分かれた歌人が菊に歌を添えて優劣を競う)に出席 |
◆保元の乱が起き、武士の時代が始まる。
◆平治の乱を平清盛軍が鎮定する。
◆源義朝は殺され、息子の頼朝は伊豆に流される。
◆内大臣平清盛が太政大臣(従一位)になる。
■疱瘡(ほうそう)が流行
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2 |

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1177年4月28日【23歳】
6月
1178年4月24日【24歳】 |
●長明の住居・父方の祖母の屋敷は無事であった。 |
■安元の大火(安元3年)<太郎焼亡>
■この年、治承に改元する。
◆鹿ケ谷の陰謀が起こり、源平争乱の始まりとなった。
■治承の大火(治承2年)<次郎焼亡>七条東洞院より出火、京の三十数町を焼き尽くす。 |
3 |
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1180年2月【26歳】
4月29日
4月
5月 |
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◆平清盛の孫・安徳天皇が3歳で即位する。
■治承のつむじ風(治承4年)
◆以仁王、平氏追討の令旨を諸国に発する。
◆以仁王と源頼政が挙兵するが、戦死。 |
4 |
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6月
8月
9月
10月
秋
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●長明、福原へ旅して新都を見る。 |
■福原への遷都(辻風の約1か月後)
◆源頼朝が伊豆で挙兵するが、◆石橋山の戦いで大敗。
◆木曾義仲が信濃国で挙兵する。
◆富士川の戦いで、源頼朝が平氏に勝利する。 |
5 |
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11月
12月 |
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■京都への還都(遷都からわずか半年)
◆平家が奈良の東大寺・興福寺を焼討し焼死者が出る。 |
6 |
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1181年閏2月【27歳】
5月
年末から |
●10代後半から約10年かけの和歌「鴨長明集」を編む。歌の師・俊恵は長明を末の世の歌仙と評価する。
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◆平清盛死亡。後白河院政が復活する。
■養和の飢饉(前年から旱魃・かんばつ=日照り)
■養和の飢饉 |
7 |
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翌春にかけて【28歳】 |
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■養和の飢饉・疫病の流行 |
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■当時48歳の隆暁が死者を供養する。 |
9 |
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1183年5月【29歳】
7月23日
7月28日
1184年【30歳】
1月
2月
1185年2月【31歳】
3月
7月9日午(うま)の刻
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●父の祖母方の家を出て、賀茂川近くに自宅を建て独り住まいを始める。(~1204年まで)
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◆倶利伽羅峠の戦いで木曽義仲が平家の大軍を破る。
◆平家一門が安徳天皇とともに都落ちする。
◆木曽義仲が入京し、乱暴を繰り返す。
◆宇治川の戦いで木曽義仲は源義経軍に敗れ戦死する。
◆一の谷の戦いで平家は源義経・範頼軍に敗れ屋島へ逃れるが、屋島の戦いでも敗れ海上に逃れる。
◆壇の浦の戦いにて平家滅亡、安徳天皇入水。
■元暦の大地震(元暦2年) |
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1186年晩秋【32歳】
1187年【33歳】
1189年【35歳】
1191年【37歳】3月
7月
1192年
1198年1月【44歳】
1199年1月【45歳】
1200年9月【46歳】
1201年8月【47歳】
1204年春【50歳】
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●伊勢・熊野に旅し、「伊勢記」を書く。
●六条河原近くに自宅を建て、歌林苑にて俊恵より和歌を学ぶ。「千載和歌集」に一首入集し喜ぶ。
●若宮八幡歌合に出詠する。
※これより9年余り、長明の消息不明。
●後鳥羽院当座歌合をはじめ多くの歌合に出詠。
●後鳥羽院に歌の才能を認められ和歌所の寄人に抜擢される。
●和歌所を辞し、出家して大原に転居する。 |
◆源義経死亡、源頼朝が奥州の藤原氏を平定する。
◆源頼朝が征夷大将軍となる。
◆疱瘡が流行する。
◆後鳥羽院政が始まる。
◆源頼朝没。 |
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1205年【51歳】
1208年【54歳】 |
●「新古今和歌集」成立。長明十首入集。
●大原より日野法界寺の外山に移り、方丈の庵を結ぶ。 |
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1211年9月【57歳】
10月
1212年3月【58歳】
1214年【60歳】
1216年閏6月【62歳】 |
●飛鳥井雅経と鎌倉へ行き、源実朝に会う。
●歌論書「無名抄」成立。
●随筆「方丈記」成立。
●仏教説話集「発心集」成立か。
●長明没。 |
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